【鉱山パニック!】


街設定:マインの街
空高くそびえる鉱山が有名な街。
金属製・宝石のついたの武器・防具が3割引きで買える。ただし、魔法効果つきに関しては原価×0.7+魔法効果追加分の値段になる。
特産品は様々な宝石の詰め合わせ(かわいい特産品(小))と、竜の逆鱗(美しい特産品(中) こちらは珍しいので値引き不適用)


竜の逆鱗は、旅人のお守りとして有名な一品。
うろこのような形で、薄い緑色。
形がうろこに似ているのでそう呼ばれているが、実際に竜の鱗というわけではない。痛いからやめてくれ。




【オープニング】
・時間:朝 天候:晴 地形:荒野
・五感に感じること
 鍛冶屋がトンカチで鉄をたたく音や、蒸気の音などが聞こえる。
 荒野から吹き付ける砂がたまに痛い。
マインの街に来た旅人たち。
マインの街には性能のいい武器や宝石をあしらったアクセサリーが多くあるらしい。
酒場か宿屋に行く、もしくは巨大鉱脈のほうにいくと、旅人たちは鉱脈が封鎖されてることを知る。
  まず酒場か宿屋に行った場合
   旅人向けの依頼を貼ってある掲示板を見ると、『鉱山荒らし退治の依頼』を見つける。
   鉱山の奥の鉱石が著しく減っていて、また鉱石掘りたちにも怪我人が出ているらしい。
   鉱山掘りたちがいる詰め所に行くと、ボスのルドルフが詳細を話す。
  鉱山のほうに行った場合
   鉱山掘りたちが集まり、困った顔をしている。
   話を聞くと、鉱山の奥に鉱山荒らしがいて、困っているらしい。
   詳しい話を聞きたい、などというとボスのところに案内される。


【アクト1:ルドルフ】
・五感に感じること
 すこしばかり汗臭い詰め所。
 監督、ルドルフの部屋は鉱石をほるのに必要なハンマーなどの道具が並んでいる。
 クルトが運んでくるお茶のにおい。
ルドルフは筋肉隆々で、ひげを蓄えたたくましいおっさん。コネコゴブリンのクルトがお茶を運んでくる。
旅人に歓迎の言葉を言った後、事情を話す。
マインの鉱脈は様々な鉱石がとれるが、一週間ほど前から鉱石の量が著しく減った。
しかも、鉱石掘りたちが何者かに襲われ、けが人が続出する始末。
このままじゃ入れないまま鉱石がとられていくことになってしまうので、旅人に退治依頼しようと思ったらしい。
報酬は前金300、あとから400の計700G、それと簡単な鉱脈内の地図(サイズ1)をもらえる。もしも必要なら、クルトを道案内に連れて行かせることを提案する。 クルトがいると方向チェックに+1のボーナス。


【アクト2:情報収集】
・詰め所にはケガをした鉱石掘りたちが何人もいる。もちろんケガしていない鉱石掘りたちもいるが、ほとんどはケガしたものの応急処置をしている。
 鉱山について
  自動成功で地形は途中は平坦なので荒野判定、途中から険しくなり岩場だと判明。また、頂点まで行くと片道3日ということも聞ける。
  ケガした鉱石掘りに知力+精神6で、鉱石荒らしは人間じゃなかった、すごくでっかい何かだったということが聞ける。
  知力+精神5で、手前のほうは明かりがついているが、奥に行くと明かりがついていないのでランプかなんかが必要だということがわかる。
  知力+精神8で、奥のほうできれいな音を聞いたなあ、といううわさを聞く。
  ヒーラーが応急処置などをすると、とても重いものにつぶされたような痕をみつける。また、お礼に中古のつるはし(斧)か中古のランタンをひとつもらえる。売ってもいいし持ってもいい。
  知力+精神7で、鉱脈は鍛冶屋なども多くいるこの町の産業の中心なので、使えなくなると困ると思っているものがいることを聞く。早く鉱脈荒らしを退治してくれ、と頼んでくる。
 クルトについて
  知力+精神6幼いころにルドルフに拾われたコネコゴブリン。腕っぷしはないので、基本的にはお弁当を運んだり飲み物を運んだりしている。
  知力+精神5ルドルフについていって鉱山によく入っていたので、道はきっと覚えているだろう。
  ネコゴブリン、コネコゴブリンについては知力+知力6で判定。ルルブ通りの情報を得る。


【アクト3:マイン鉱脈】
・時間:朝 天候:晴 地形:荒野
・五感に感じること
 静かな鉱脈。後ろからは鉱石掘りたちが『がんばれよー!』と叫ぶ声が聞こえるが、しばらく歩くとそれも聞こえなくなる。
 入口のあたりは壁にランプがついていて、道もわかりやすい。
コンディションチェック、移動チェックを行う。
一本道なので方向チェックは必要なし。
途中で分かれ道に遭遇する。地図によると少し歩けば合流できるので、どっちを歩いてもいい。クルトがいる場合、「左は少し道が急ですゴブニャ。そっち側のほうが宝石とかが多いから、ボクたちはよくとおるんですゴブニャ」
 左に行くと道が急な上り道になる。体力+敏捷目標値6、失敗で足を滑らせ大けが【5】。知力+精神目標値8で、小さな宝石の原石を手に入れる。そのままで売ると200G。クリティカルで宝石3個。
 右に行くとあるくたまごと遭遇。戦闘もできるが、手を出さなければとことこと入口のほうに歩いていく。……どこに行くんだろう。


【アクト4:そろそろ休憩】
・時間:夕方 天候:晴 地形:岩場
・五感に感じること
 そろそろ疲れがたまってきた。靴に砂がたまっているのか、じゃりじゃりする。
 壁に大きな穴が開いていて、外の様子が見える。日が傾いていて、空も橙色に染まっている。
野営チェックを行う。
寝る前に知力+精神目標値10.成功したら、言葉にできないほど美しい旋律を聞く。次の日コンディション+1.


【アクト5:なんか聞かなかった?】
・時間:朝 天候:暗い 地形:岩場
・五感に感じること
 ひんやりとした空気。洞窟の奥は明かりもなく真っ暗だ。
コンディションチェック。
クルトがいると、『昨日なんだか不思議な音を聞いたゴブニャ。みなさんは聞かなかったですゴブニャ?』と話す。
奥に進むと今までついていた明かりがなくなっていた。
松明、ランプがないと『暗闇』になる。道も複雑になってきた。移動チェック、方向チェック。


【アクト6:岩食らい】
・時間:昼 天候:暗い 地形:岩場
・五感に感じること
 ぱき、ぱきという石の砕ける音。
 ぎょろりとしたトカゲの目。
奥に進むと、石筍をはやしたオオトカゲのような生物、岩食らいを発見する。
あたりの鉱石は根こそぎ食べられたらしい。攻撃を仕掛ける・相手が気付くような行動をすると、反撃してくる。
クライマックスバトル。クルトはバックエリアで、必要なら持っていたヒーリングハーブをPCに使用する。攻撃は行わない。PCの選択によっては、エリア外にいさせるのも可能。


【アクト7:シンフォニック・クリスタル】
・五感に感じること
 不思議な、美しい音。
知力+精神8、前日夜に聞いていた人は達成値+1。クルトも音を聞いた。
音を追うと、巨大な水晶があるのを見つける。
水晶は触れるとふるえていて、どうやらその水晶が音を発しているらしい。
帰路は省略可。ブレス:ミライ使用可能。


【エンディング:一件落着】
・五感に感じること
 ひさしぶりに太陽の光が視界に入り、少し眩しい。
 鉱石掘りたちの歓声。
洞窟を出ると、鉱石掘りたちが『帰って来たぞー!』と歓声を上げる。その中にはルドルフもいた。
岩喰らいを倒したことを話すと、ルドルフは大喜び。「助かった。これでこの街も安泰だ! 約束の報酬だ!」と報酬も渡す。
「今日は宴だ!」と鉱石掘りたちを呼び、その日は大宴会となった。




NPC
ルドルフ
イケメンマッチョなオジサマ。
マインの鉱山の責任者。
鉱石掘りたちを束ねるカリスマ的存在。
「お、客か。入れ入れ。クルト、悪いが茶を持ってきてくれ」
「……手段は問わねえ、鉱石荒らしを追っ払ってくれ」

クルト
ルドルフの補佐をするコネコゴブリン。
虎柄のオス。ルドルフに拾われて以来、ルドルフを慕っている。
夕陽のヒメリンゴ×7と巨人の掌×3が入ったハーブボトルに持っている。
「ルドルフ様には感謝してますゴブニャ!」
「ルドルフ様はカッコいいゴブニャ。あんなふうになりたいゴブニャ〜」
体力4 敏捷4 知力6 精神4



【作者より】 コネコゴブリン可愛いよhshs
というわけで、Lv1向けシナリオでした。
先日のオンセでは文字で大体8時間だったかな、と。
多分スムーズに進めばもっと早く終わることができると思います。たまごスルーするとか。
もしも質問等ございましたら、Twitterの私のアカウントもしくはTRPGSNSのほうまでどうぞ。


【ver.1公開 11/2】